面接、考えただけでも緊張しますね。今回のコラムでは日本で正社員の仕事をしようとする時の、一般的な面接はどんなものなのか、どのような準備をしておけば緊張しなさそうなのかについて触れていこうと思います。
日本における面接はどんな感じ?
日本の正社員面接は、1回だけのこともあれば、4回〜5回という会社もあります。面接が何回もある場合は、面接官が違うことが多く、人事担当、部長クラス、役員クラスなど面接回数を重ねるたびに、偉い人に面接を受けると思って良いでしょう。多くの会社が日本語で面接をすることが想定されますが、日本語が素晴らしく上手だということよりも、どれだけ自分の考えを伝えていきたいかというパッションの方が大切と心得えて臨んでいきましょう。
正社員面接できかれること
自己紹介・自己PRをしてください
自己紹介や自己PRは、あなたがどんな人なのか、自分自身について明確にわかりやすく説明することが求められます。そのため、事前に「どんな学校に通っていて、もしくは仕事をしていて、そこではどのような活躍をしたのか」、「学校や職場では何かリーダーシップを取るようなポジションにあったのか」、「学校や職場ではどのような成績を修めたのか」といったことを伝えられると良いでしょう。可能であれば、具体的な賞や実績を伝えられると大きな自己PRにつながります。さらに、仲間とうまくやってきたことや、誰かをサポートしてきたことなどもあれば、説明できると好感度も上がりますね。
志望動機を教えてください
志望動機は大きなポイントになると考えてください。事前に面接に行く会社の勉強をよくしておくこと。どのような事業をしていて、どのようなことを考え(ビジョンミッションバリューがあれば見ておきましょう)を持っている会社なのか、自分が応募したポジションで求められるスキルや知識、経験などはどのようなものなのかをまず調べましょう。そして、自分がなぜその事業に興味を持ったのか、会社の考えをどのように感じているのか、自分が応募したポジションが自分の能力やスキルとどうマッチしているのか、そしてそれが、事業にどのように貢献していくのかといったことを説明できると素晴らしいです。
出典:ハローワーク
転職理由を教えてください
説明ができる転職理由を準備しておきましょう。十分に準備することで採用を突破する確率が上がります。(Peregre Worksが10年以上日本で就活・転職を頑張る外国人の皆さんのサポートをしてきて大切なことだと考えるのでお伝えします。)面接でよく聞かれる転職についての質問「前の仕事を辞めた理由はなんですか?」本当はこういったことがあるかもしれません。
- 「残業が少なかった」
- 上司とうまくいかなかった
例えば、がこのような表現が良いでしょう。
- 私としては、一生懸命残業も含めて会社に貢献したかったのですが、業務量が少なく、自分のキャリアプランと合致しないと思いました。
- 上司の説明はよく理解できていたのですが、私も会社の成長を、自分の立場から貢献したいと思っていて、どうしても上司と意見が合わないことがあり、退職することとなりました。
日本人は少し特殊かもしれません、直接的な表現をするよりも、面接を突破するために、表現を少しマイルドに、自分の意見も言いながら、相手にも少しだけ配慮するといった上記のような表現に工夫するなどしていきたいですね。
キャリアプランを教えてください
一般的に、日本の会社は長めに会社で働いて、貢献してくれることを望みます。そのため、可能であれば事前に、その会社のキャリアパスを確認して、もし自分のキャリアプランと同じ点があれば、「2年後には係長になっていたい、これ御社は御社が出しておられるキャリアパスにも通じるものがあるのですが、係長の仕事は自分でもチャレンジしたい業務内容で、そのためにこういった勉強をしていきたいと思っています。そのあとは、....」といった説明ができると良いかと考えます。そして、あなた自身が自分でキャリアプランがある場合には、その説明をすることで「ああ、しっかりした方だな」というポジティブな印象に繋がるでしょう。
十分な準備をしよう
日本の面接では、面接をする会社について十分な情報収集して、自分の考えと照らし合わせ準備すること、面接に来ていく服、面接に臨む姿勢など、準備をすればするほど採用の可能性が高まります。準備と心構えについて触れます。
- まずは面接前に必ず、面接をする会社の情報を集めて、そして自分の頭で考えて「会社が欲しいと思っているペルソナ」と「自分のスキルや能力が似ている部分」を見つけて、上にあげた質問に備えること。
- 面接に来ていく服は事前にドレスコードを確認するか、わからない場合は一般的に許容できるスーツを準備すること。
- 面接には「ドアはノックして入室する」入室したらしっかり相手を見て「挨拶をする」さらに、足を組まない、姿勢を良くして着席する、面接が終わったら面接官に「機会と時間をもらったことに感謝する」など謙虚な姿勢で臨むこと。
リクルートスーツは、特に新卒者が日本での就職面接の際に着用する服装です。選び方や着方について以下の点に注意しましょう
色とスタイル: リクルートスーツは一般的にシンプルで暗い色が選ばれます。最も一般的なのは黒です。これは、プロフェッショナルで真剣なイメージを提示するための保守的なスタイルです。
フィットと快適さ: スーツは正しくフィットすることが重要です。サイズが合わないスーツはマイナスの印象を与えかねません。
アクセサリーと身だしなみ: アクセサリーは最小限に抑え、保守的であるべきです。男性はシンプルなネクタイ、ベルト、場合によっては腕時計を、女性は控えめなジュエリーとメイクを選びます。靴は清潔で磨かれていることが必要です。
準備: 正しいスーツを持っているだけでなく、その着方も大切です。スーツは清潔で、プレスがかかっており、毛やほこりがついていないことを確認してください。個人の衛生にも気をつけ、髪や爪がきちんと整えられていることが重要です。
いかがでしたでしょうか
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